基本(Overview)

本ツールは Base64を基準 に、Base32・Base58・Base91 の 文字集合・用途・設計思想 を俯瞰できる教育用ビジュアライザーです。

💡 なぜ誤読が問題になるの?
通常はコピー&ペーストで回避できますが、二要素認証のシークレットキーなど、 QRコードが使えない場合の手動入力では誤読リスクが現実的な問題となります。

文字集合の早見


        

※ URL で使う場合、Base64 は +/ が問題になることがあります(URL-safe 変種あり)。Base32/58 は 可読性・取り扱いのしやすさを重視して設計されています。

用途のざっくり比較

方式主用途特徴(Base64基準)
Base64 汎用(メール/HTTP/鍵/画像) 標準的・実装豊富だが + / や誤読が課題
Base32 TOTPシークレット、DNS等 冗長だが読みやすく誤読が少ない
Base58 Bitcoinアドレス等 誤読しやすい文字を除去し可読性重視
Base91 研究/通信効率 短くできるが特殊記号多用・普及度低い

体験(Playground)

入力

出力(比較)

Base64

              
長さ: - / 膨張率: -
Base32

              
長さ: - / 膨張率: -
Base58

              
長さ: - / 膨張率: -
Base91

              
長さ: - / 膨張率: -

長さと効率(Size / Efficiency)

16
Base64 Base32 Base58 Base91
Base64
-
Base32
-
Base58
-
Base91
-

※ この棒グラフは Base64=100% の相対比較表示。初期版は理論上の簡易推定値です。

誤読デモ(Human Errors)

Base64 では以下の誤読が起きがちです:

  • O(オー) ↔ 0(ゼロ)
  • I(アイ大) ↔ l(エル小) ↔ 1(イチ)
  • + ↔ スペース/URLエンコード問題
  • / ↔ パス区切り誤認

インタラクティブ例

誤読パターンを選んで比較してみてください:

Base32 / Base58 なら?

Base32 は A–Z と 2–7 のみ、Base58 は 0/O/I/l/+// を除去しており、 上記の混同が そもそも発生しにくい ように設計されています。

Base91(おまけ)

Base91 は印字可能 ASCII を広く使い、エンコード後のサイズを Base64 より短く できる場合があります。 ただし、特殊記号が多く、実装互換性や取り扱いが難しいため普及は限定的です。

※ ここでは雑学的な紹介に留め、実装は簡易例に留めます。