① 暗号文を入力
基本統計
文字の出現頻度
青: 暗号文の頻度 / 灰: 英語の標準頻度
周期性分析(ヴィジュネル暗号の検出)
なぜ周期性を調べるのか?
ヴィジュネル暗号は「CIPHER」のようなキーワードを繰り返し使って暗号化します。 キーワードが繰り返されるため、暗号文にも規則的なパターンが現れます。 この「周期性」を見つけることで、ヴィジュネル暗号であることや鍵の長さを推定できます。
自己相関分析
何をしているか:
暗号文を少しずつずらして、元の文字と一致する割合を計算します。 ヴィジュネル暗号では、鍵の長さの倍数でずらしたときに一致率が高くなります。
グラフの見方: 高い棒グラフが現れる位置が鍵長の手がかり
カシスキー法による分析
何をしているか:
暗号文の中で同じ文字列が繰り返し現れる箇所を探し、その間隔を調べます。 ヴィジュネル暗号では、これらの間隔が鍵の長さの倍数になる傾向があります。
グラフの見方: よく現れる間隔が鍵長の候補
💡 分析結果の読み方
- 両方のグラフで同じ数値(例:6, 12, 18など)に高い値が出る場合、その数値が鍵長の可能性が高い
- 単発暗号(シーザー暗号、アフィン暗号など)では明確なピークは現れません
- ランダムなテキストでも偶然のピークが出ることがあります